『キャンティとコカコーラ』
とにかく愛くるしいオヤジが主人公の一冊。
ヴェローナ警察警部がボストンに行ってイタリア男ぶりを発揮して空回りしたり周囲を振り回したりする物語をフランス人が描いている。
アメリカ人でもイタリア人でもない人がそれぞれの文化を戯画的に書くのでそれぞれの誇張されっぷりが面白い。
映画「クロコダイルダンディ」や「ニューヨークの恋人」を思い出す。が、異文化になじめずに旅先で浮きまくり軋轢を生みつつ主人公が自分の価値観を貫きヨーロッパ人の視点でアメリカ的拝金主義をこき下ろす様は痛快。
主人公のロメオ・タルキニーニ氏(中年太り・薄毛)がキュウト過ぎて彼がボストンに旅立つまでの数ページがなかなか読み進められない。
言動が可愛くて数行ごとにのたうってしまう。文字通りじゅうたんの上をごろんごろん転げながら読んでは転げ、転げては読み。
彼の魅力を異常なテンションで叫びたくなります。
彼や彼の妻の、日常を物語として生きる様は、『アルハンブラの思い出』に登場するスペイン人達のよう。地中海の皆さんはそんな感じなのでしょうか。
<<シャルル・エクスブラヤ(藤田真理子訳)『キャンティとコカコーラ』社会思想社 1994年 現代教養文庫ミステリ・ボックス>>
ヴェローナ警察警部がボストンに行ってイタリア男ぶりを発揮して空回りしたり周囲を振り回したりする物語をフランス人が描いている。
アメリカ人でもイタリア人でもない人がそれぞれの文化を戯画的に書くのでそれぞれの誇張されっぷりが面白い。
映画「クロコダイルダンディ」や「ニューヨークの恋人」を思い出す。が、異文化になじめずに旅先で浮きまくり軋轢を生みつつ主人公が自分の価値観を貫きヨーロッパ人の視点でアメリカ的拝金主義をこき下ろす様は痛快。
主人公のロメオ・タルキニーニ氏(中年太り・薄毛)がキュウト過ぎて彼がボストンに旅立つまでの数ページがなかなか読み進められない。
言動が可愛くて数行ごとにのたうってしまう。文字通りじゅうたんの上をごろんごろん転げながら読んでは転げ、転げては読み。
彼の魅力を異常なテンションで叫びたくなります。
彼や彼の妻の、日常を物語として生きる様は、『アルハンブラの思い出』に登場するスペイン人達のよう。地中海の皆さんはそんな感じなのでしょうか。
<<シャルル・エクスブラヤ(藤田真理子訳)『キャンティとコカコーラ』社会思想社 1994年 現代教養文庫ミステリ・ボックス>>

