憑神

雨の中図書館に行ったら休館だった腹いせに、久しぶりにDVDを借りてみました。
時は幕末、養子先から追い出された御徒歩士の次男坊が、出世の神『三国稲荷』と勘違いして『三巡稲荷』にお参りしてしまっら貧乏神・疫病神・死神に取り付かれてしまう。身から出た錆己が不幸を元舅や兄に肩代わりさせて、青年は何を考えるのか?
といったようなあらすじのコメディー。

笑かす所のテンポが気持ちいい。落語っぽいテンポ。とくに前半は「死神」を思い出させる。
笑かす方に力点を置いているからだと思うが、離縁した妻と息子との彼是がシリアスなシーンなのに軽佻な感じがしたりぎこちなかったりと違和感を覚えた。笑所が面白いだけにもったいないなと・・・
原作の小説のエピソードを無理に詰めたんでしょうか?
原作のほうも読んでみたいなとおもいました。

エンディングの曲に洗脳されそう。

第519回「寝ぼけてやってしまったこと」

TBT
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洗顔料をうっかり歯ブラシに絞り出して口に突っ込むと、目が覚めますがそんな目覚めはうれしくありません。


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書き終わってから、四コマにして、ネコを入れればよかったと悔いる。



ここ最近ブログを書くたびに、管理ページに現れるトラックバックテーマをみてはラクガキ小ねたのお題に良いなと思っておりました。
無理せず気楽にがモットーなんで、よさげテーマがあったら絵なり漫画なりで描いていきたいなと。

今回挑戦したテーマはコチラ
第519回「寝ぼけてやってしまったこと」

『病院坂の首縊り坂の家(下)』

上巻から二十年たって起きる連続殺人事件を退職後の等々力元警部と共に解決するお話。
アングリーパイレーツの皆さんの素晴らしいニックネームを上回る衝撃の事態が!
金田一耕介六十代にして三十半ばと変わらない風貌・・・
事件そのものよりそっちが気になって気になって仕方がない。

新しい方の犬神家の一族映画版で、石坂さんがやるのは年齢的に無理があるんじゃないのかって思って済みませんでした。
三十半ばから六十過ぎまで殆ど変わらないのね・・・

『病院坂の首縊りの家(上)』

下巻と併せて一粒で二度美味しい長編。
例によってそっくりさんが出てきます。そして例によって片方は富裕な家で育ち、もう片方は不遇な幼少期を過ごすという様式美。

相変わらず可愛らしい疎開先から成城に引っ越してきた作家先生との掛け合いが楽しい。
成城の先生も可愛らしい人だったんですね。
だもん、とかいうの。

遠野物語など読み中

例によって睡眠サイクルが狂ってしまったので、集中力がありません。
一週間まるまる絵を描かなかったのは久しぶり。
読書のほうも漫ろに数冊手を出してます。

今日から柳田邦夫の「遠野物語」にも手を出しました。
怖いよう。たんたんと怖いこと書いてあるよう。
山に狩に入って、“人っぽい何か”と遭遇したからとりあえず射殺してみたお話とか。
人っぽいって段階で引き金引くの躊躇おうよ。
深山で人っぽいものに遭遇したら確かに怖いけれど、とりあえず撃ってしまう猟師も怖い。
猟師の脳内の人の線引が 人っぽいの|人 ってなってそうなんでそんなもんだろうけど。
読んでいる私から見ると得体の知れなさは人っぽいのと猟師は一括り。
日本て広かったんだね・・・
言葉の流れが気持ちいいので嘘寒くなりながらも読んでしまいそう

『吸血鬼ドラキュラ』は進んでません。
時代小説を読みだした序に、江戸関係のあれこれを読み始めました。
軽い感じで江戸の文化ご案内、みたいのを数冊。

新しく覚えたこと
きらず=おから
粋でいなせのイナは魚の名前

うそうそ

しゃばけシリーズの第五弾。若旦那旅に出て子供の八つ当たりを受ける。
長編の若旦那は短編のときよりモラトリアムっぷりが濃く出ていて柔らかい。
前向きに思い悩みそこそこな所で現実と折り合いをつける姿が清々しいです。

箱根に湯治に出かけるので長崎屋のレギュラー妖怪の姿があまり見えません。
屏風覗き好きなんで、ちょっと残念。
手代二人もちょっと影が薄め。その分松之助がきっちり過保護なのが微笑ましい。

<<畠中恵『うそうそ』新潮社2006>>

ダーウィン展

国立科学博物館で開催中の「ダーウィン展」を見てきました。
科博の特別展はここ暫く“ちょっと物足りないかなぁ”というのが続いていたのですが、今回は大満足。
科学者とはいえ人物がテーマで、どうやって科博で展示するのかな思ったら、「見る伝記」という感じでとても楽しめました。
ダーウィンの生涯と如何にして進化論が形成されたかが中心なので、解説を読むことが中心になるのですが、展示を廻りながらでもほぼ立ち止まらずにさっくり気軽に読める大き目の文字と親しみやすい文章。
本だったら小さなモノクロ写真や簡略な図説になる所がすぐ側に実物の標本や原寸大レプリカ、時折ナマモノ。
コーナー毎に空間の雰囲気を変えてあるので、疲れを感じさせない所がディズニーシーの様でした。
ぶつ切りで展示物を淡々と並べるのではなくて、ちょっと疲れてきたなという辺りで(恐らく本だったら章の導入部に当たるところ)では、ダーウィンの人間味を感じさせる親しみ安いエピソードでほっと一息させてくれつつ、次の話題へさりげなく移行していたり。
読みやすく整理された文章の中を歩いている感じ。

世界各地を廻っている展示に一部日本らしい展示もと冒頭に書いてあって、なんだろう?そういうのって結構やっている側の自己満足が多いんだよな〜とタカを括っていたら、やられました。
ダーウィン以前の生物の分類でプレートの日本語部分が漢字、しかも旧字体。
心憎いよう。
エスカレーター手前の息抜きスペースの進化論の日本伝来も面白い。
そして、これは上野ならではなんでしょうね、いつもは上野動物園にいるガラパゴスゾウガメの太郎氏特別出演。
科博で日本館に展示されたりされなかったりする現代人以外の生き物を見るとなんとなく奇妙な気分です。
生き物は他にもグリーンイグアナとベルツノガエルも展示されていました。カエル、よく見ないとどこにいるかわからない。

科博の受付でぐるっとパス2008を購入。今回は両国深川エリアを中心に周る心算です。
そして、もう二冊買って父の日にプレゼントしてみました。
父は一人だと出かけないので母の分用意。

クール

デコにムヒを塗ったことをすっかり忘れて洗顔すると、午後の気だるさが吹っ飛ぶよ。
午後の作業に取り掛かる気力も吹っ飛んで行くよ。

犬神家の一族

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タイトルは知っているけど(以下略)企画。全頭マスクと独りシンクロでおなじみの『犬神家の一族』を『八つ墓村』『悪魔が来たりて笛を吹く』を読んだのだからと読んでみました。

脳内金田一耕介ヴィジュアルががらっと変わる一冊。
なんだろうね、この可愛らしい生き物は。
容姿についてなにか綺羅綺羅しいことが書かれているわけではないのですが、仕草だったり言動だったりが、うわぁって思う書かれ方なんですよ。
ちょっとだけ協調性のあるムムリクがいるよ。
でもスナフキンよりも断然ヨクサルに近い。
脳内では和装の擬人化ヨクサルが頭かきむしってるわけですよ。
最後にはおはしょりでスキーしたりするんですよ。

事件全体としては、そうか〜アレはこんな理由で…というのが、京極夏彦の『鉄鼠の檻』と近いかなと。
とりあえず犯人には「え〜、そこ間違えちゃいかんだろう」ってツッコミたい。
自信満々だったよ。あなた。


この所、読んだメモにイラストを付け出した所為もあって、読む速度に書く速度が一向に追いつきません。
どんどん溜まっていって無意味に焦ります。十冊以上開きが…
コレを描いている段階で、金田一シリーズを他に三〜四冊読んでます。
探偵の可愛らしさにやられてずるずる引きずられたら、私でもタイトルを行っている有名所よりもうっすら聞いたことがあるような無いようなタイトルのほうがメッサ楽しい。

<<横溝正史 『犬神家の一族』 角川書店 1972>>

『吸血鬼ドラキュラ』読み中

ルーシーの手紙はしんどいです。
読みにくい。
フラレた二人の日記と手紙までで集中力が切れました。
キンシーの手紙はルーシーの上を行ってました。
何がなんやらさっぱり。
アーサーと飲みたい、と言うことだけしか分からない。

鬼平犯科帳(3)

鬼平犯科帳三作目。お頭、療養休暇で京に上る。
持病を案じて一時任を解かれた長谷川が父の墓参の為に兎忠をお供に京に上るが結局お仕事ばかりな上に深手まで負ってしまう、長谷川さんてワーカーホリックなのね、という一冊。なんだか矢鱈と尾篭なネタが多い・・・

長谷川平蔵氏は結構お茶目さんな事が発覚。
盗人に弟子入りしたり、腹具合の悪い兎忠を弄んでみたり。
オフには結構好き放題。
相変わらず兎忠さんはいいヘタレっぷりです。

<<池波正太郎『鬼平犯科帳 (3)』文藝春秋 2000>>

『吸血鬼ドラキュラ』読み中

ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』を読みはじめました。
ジョナサン・ハーカーの監禁生活日記でお腹一杯。
続く鬱陶しい語り口のミナとルーシーの文通を読む気力がありません。
単に眠いだけかもしれませんが。

肉迫

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ブラディ・ドールシリーズの三作目。
妻を殺された秋山がN市で復讐の為一人溝を掘る前半と誘拐された娘を川中さんちと一緒に救出する後半の二本柱。

後の巻で娘に「スクウェア」と評されてますが、タクシー運転手の襟首にダイナマイトを突っ込んで脅したり借りてる土地に地雷を仕掛けたりってスクウェアな人のする事なんでしょうか?
娘の前では取り繕っているのでしょうか?

鬼平と並んで気に入ったキャラクターがぼんぼんと身罷ってゆくこのシリーズ。
新爺キャラ土崎さんと秋山家の娘と後妻さんがこの一冊生き残ったのでホッとしています。
全十巻で生き残れるんでしょうか・・・
門脇が惜しまれます。

<<北方謙三『肉迫』角川書店 1990>>

春、バーニーズで

普段読まないジャンルの小説を読んでみようと図書館の話題の本コーナーから一冊。
四歳の継子もち筒井が昔の愛人とばったり再開したり、若い女の子のメアドを息子のお陰で入手できてちょっとドキドキしてにやけてみたりする連作短編集。
夫婦でお互いにあり得そうもない嘘をつくというゲームをする話が怪談話よりもえげつなくて恐い。
そこここに出てくる雑踏の音だか無音だか解らないような空気の感じが印象的。

<<吉田修一『春、バーニーズで』文芸春秋2004>>

前巷説百物語

迷い迷ってとうとう読みました。
青くてヒヨっ子の又市が、白くなるまでのお話。

青い又市はどうしようもなく可愛いかったです。
『嗤う伊右衛門』で書かれてた生い立ちから思ったのよりずっと真人間(中身がね)でちょっと驚きました。もっと摺れた青年時代なのかと勝手に思ってました。
お甲さんに拾われて、廻りのみんなでよってたかって雛を飼育。

前巷説で一番のお気に入りは鳥見の旦那。
お仕事に対する態度が好き。

小さいおぎんさんは奇麗系。
二人の邂逅シーンでの又市のビビりっ振りは、後々までからかわれるといいよ。
坊ちゃんとか呼ばれていそうな頃の百介さんもちょみっとだけど登場。どんな走り方をしてたのか気になります。久瀬先生と並ぶと周りを巻き込んでほのぼのしそう。

どうしようね

病院坂首ククリ(携帯だと字が出ない)の家(上)を読み中です。

金田一氏は相変わらずかわいらしいんですが、それにもまして成城の先生の口調が…
何だろうね、この可愛いらしいおっさん二人の会話は

碑銘

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ブラディ・ドールシリーズの第二弾。
川中と藤木殺害を依頼されてN市にやってきた坂井がうっかり川中さんちのポチ2号になってしまうお話。

坂井が仕事中はバカ丁寧な口調になるの理由というのが出てくるのですが、『さらば、荒野』で藤木がいつでもどこでもバーテンだったのも同じような理由なのだとして思い返すと一冊目の藤木は可愛い。
一冊目と二冊目の間に藤木はバーテンからずいぶん藤木になってました。

後半の藤木と坂井はもともと一頭飼ってたけど仔犬をもう一頭増やしました、見たいな状況で面白い。
なんかちまいの来たから面倒見なきゃとか、ある程度は受け流せるけどじゃれつきがエスカレートして耐え切れなくなると一声吼えてみたりとかそんな感じ。

<<北方謙三 『碑銘』 角川書店 1987>>

そして誰もいなくなった

タイトルは知っているけど(以下略)企画。アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』。
孤島モノ恐怖症を押しての挑戦です。
理屈をこねくり回してのくどくどしく陰惨な犯人の擦り付け合いシーンはなくて、ホッとしました。
うろーんとお互いに疑りあってる感じ。
あちこち視点が飛ぶので慣れるまでちょっと時間がかかりますが、タイトル通り段々人数が減ってゆくので読みやすくなります。
釣り込まれるように読んで、誰が首謀者かとかは考えている余裕がありませんでした。

<<アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』早川書房2003>>

八つ墓村

『悪魔が着たりて笛を吹く』を読んだので序にシリーズの有名どころを押さえておこうと「祟りじゃ〜」で有名な『八つ墓村』も読んでみました。
映画を見たことがなくても知っているような台詞なのに、原作だと濃茶の尼の登場シーンは結構あっさりとした印象。ああ、コレがあの有名なシーンの元になっているのか、という程度。村に行ったら変わったお婆さんがいたな、位の。

小竹さんの小梅さんセットが愛くるしい。
この双子、『犬神家の一族』に出て来るんだと思い込んでいたら八つ墓村だったのね。
前頭マスクのスケキヨ君の後ろに、こう、ちっさいおバアちゃんが二人お神酒徳利の用に並んでいるという、2作品をごっちゃにしたイメージがいつの間にか定着してました。

ミステリというよりはトレジャーハンティング活劇。

<<横溝正史『八つ墓村』角川書店 1971>>

ぬしさまへ

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しゃばけシリーズの二冊目。
仁吉特集。短編6作中2つが仁吉イジリ。
他作も仁吉の天然っぷりというかズレっぷりが際立つ一冊。
奇麗な顔でいけしゃあしゃあと毒を吐く妖怪。
「栄吉の菓子」で小妖たちと張り合って、嫌味を言っている姿が可愛らしい。どれだけ長生きしていても若旦那には褒めて欲しいらしい。
若旦那の退屈しのぎに自分の恋愛ネタを切り売りしてゆく様は健気だなぁと。
付文晒されたお嬢さん方は堪った物ではありませんが。
手代二人に言いくるめられたり布団ぐるぐる巻きにされたりな若旦那が、けっこういい様に化け物を使っている強かさがよいです。
<<畠中恵 『ぬしさまへ』 新潮社 2003>>

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