テラビシアにかける橋



08’の6冊目は児童書『テラビシアにかける橋』。
アメリカの保守的な田舎に住む少年ジェシーは、絵を描くのが好きな五年生。将来はイラストレイターになりたいと思っている。価値体系から外れた将来の夢をもつ彼は世間とのズレを感じている。
そんな彼が出会ったのは、隣に越してきた少女レスリー。いわゆる“進歩的”な両親に育てられ、軽くはブラれるくらい田舎の学校では浮きまくっているボーイッシュな文武両道少女。
彼女はジェシーに新しい知識や体験をもたらす。ジェシーの両親や地元の人々とは違う価値体系。文学。そして、虚構の世界に遊ぶこと。
二人は森の奥に秘密の王国テラビシアを建国する。

こう纏めると、夢見がちな少年少女の妄想物語みたいに見えてしまうけれど、学校生活や家庭の問題などが話のメイン。

奥付に「小学上級から」とあるけれど、たぶんその年で自分が読んだらわからないところがいっぱいあったと思う。五年生の主観にしては大人の事情があれこれ書かれている。
文章としては難しいわけではないのだが、背景を捕まえるのは大変そう。
でも作品の時代背景が分からなくても、兄弟や両親友人との葛藤といった身近な心の動きが丹念に描かれているので感情移入はしやすいと思う。
小中学生のうちは頭が柔らかいから分からないことは分からないままに読んでいけそう。

<<キャサリン・パターソン(岡江浜江)『テラビシアにかける橋 (偕成社文庫 3264)』偕成社 2007>>

映画化もされているようです。→映画テラビシアにかける橋HP




続巷説百物語


08’5冊目は、粋でイナセなおぎん姐さん目当てで『続巷説百物語』。ハードカバーで読んだので手首が痛くなりました。

巷説百物語 (角川文庫)とは変わって、今回はずっと百介視点。
手品を観客側から見るのではなく、舞台袖(でも観客席にいる場合もある)から見る感じ。
一冊を通じて視点が飛ばないので前作よりスイスイ読める。
視点が一定で安心して読めるのと、仕掛けられた側の視点がないのとで、読んでいて心細いような、“アレ背中にに妖怪の気配が…”的なじっとりしたドキドキ感は前作より薄め。

百介視点になるとやたらと御行がカッコいい。
又市は『嗤う伊右衛門』をはじめに読んだので、青い時代のどろっと欝なママンと再会事件だったり、後手に回ってしまいました事件だったりが印象に残っているので、あそこまで全力で信頼していたり憬れていたり大好きだったりするとちょっとこそばゆい感じが。
おぎん姐さんがかなりなキーパーソンなのに、又市ばかりにライトがあたる。レフ版もきっとみんな又市に向いていて、女優ライトもついているに違いない。
のほのほんとした語り口にいつの間にかこっちも百介寄りになってゆくんですが…
ボズウェル効果恐るべし。

おぎんさんと又市の兄妹っつぽい関係がいいなと。
又市に甘えてじゃれつく(というか噛み付く)おぎんさんは特に可愛らしい。

治平さんと小右衛門さんに島蔵さんまで加わって、燻し銀な魅力満載。
爺キャラ好きには堪りません。

そんな素敵キャラ満載なのに、気がつくと又市カッコいいとか思いかけた矢先のラスト。
切ないよ、切な過ぎるよ。
なにさそれ。
直前の小右衛門さんとご家老の渋エピソードを掻っ攫う勢いで切ないラスト三ページ。
こうして人はニジの世界へ飛び立ってゆくんだね、としみじみ。
真剣にニジの世界に足を踏み入れようか迷いました。
<<京極夏彦 『続巷説百物語 (文芸シリーズ)』角川書店 2001>>

A tactless famcy man.(2)

sofa2

善意って時に悲しい。


三コマ全てに猫が入ってシアワセな二枚目。
一枚目より漫画っぽくなっている気がする。
と、自分で言って自分を励ます。

一枚目に拍手を下さった方、有難うございます。
こちらで拍手を頂いたのは初めてです。
拍手ってやっぱり嬉しいもんですね。
わーい。

EARTH

映画『EARTH』を見てきました。

予告編の鳥に圧倒されて、是非スクリーンで見たいなと思ったのですが、実は結構退屈するんじゃなかろうかと思ってました。見せ場が幾つかで、後は奇麗なだけで退屈なシーンという予想を…
いやぁ、ごっそり裏切られましたね。
時間があっという間に過ぎてゆく。見終わったときに、結構短かったんじゃないかって思うくらいに。
程よくほのぼのと緊張と笑いがあって構成が見事なんで見ていて疲れない。
そして渡辺謙のナレーションがいい。

劇場予告とは違う映画館(←割引券を頂いたので)でみたのですが、スクリーンが小さかったので期待していた大迫力はなかったです。劇場予告の時の大スクリーンのインパクトが凄かったので、ちょっと物足りなかった。音も画質も劇場の設備の違いが如実に…
そこが残念でしたね。スクリーンが大きくて音のいい映画館でもう一度観たいです。

A tactless fancy man (1)

sofa 1

猫はたまに描いておかないと、どうしようもなく頭が猫でいっぱいになる。
おとそ気分を払拭しようと一枚描いたら続き物にしたくなった。
なし崩しに漫画っぽく。
そんな訳で、準急をほったらかして描いてます。
後5〜6カット(三枚くらいに収まればいいな)続く予定。
猫と気の利かない同居人のすれ違い愛?的なほのぼのネタ。
ファイルサイズ縮小優先で思い切って圧縮したら、いい感じに荒れたので独り悦に入ってます。

猫が耳のうしろをなでるとき

08’四冊目は辛口メルヘン『猫が耳のうしろをなでるとき』。
実は猫の本だと思って手に取ったのですが、違いました。今年最初の猫本はこれっと思ったのに…。でもちゃんと猫も出てきます。いい感じに猫っぽい、賢く気ままで誇り高い猫が。

猫も犬もロバも豚も雌鳥もナチュラルに人間と会話する農場で、暮らす小さな姉妹のお話。
一見ほのぼのだけれどシビアでアイロニカル。暗喩に満ちた風刺がいっぱい。
主人公の姉妹を中心にその幼い視点を意識して描かれる世界の両親はおっかなくて自己中。それでも彼女たちを愛しているんだよ、多分ね。ラスト一話にはびっくりするけど。
猫や犬の台詞が時折ムーミンのスナフキンやヨクサルを思い出させるけれども、牧場で飼われている彼らはムムリクのように自由ではない。

普段一緒に暮らしていて、困ったときには心底同情して助けてくれるニワトリや豚がそのうち程よく肥えたら塩漬けにされて美味しく頂かれてしまうのが、ごく当たり前のこととして書かれている世界観は、いいなと思います。

訳は女優の岸田今日子とその学友の共訳。
カバー口絵と挿絵は佐野洋子。久しぶりに本文の間に絵のある本を読んだので、イラストページになるといちいち驚いてました。愛らしいのにちょっと頑固な、素朴なのに賢しい少女たちとイラストがぴったり。

<<マルセル・エーメ(岸田今日子・浅輪和子)『猫が耳のうしろをなでるとき』筑摩書房 1996>>

オルメードの騎士


08’三冊目は17世紀スペインの戯曲。
騎士アロンソはメディーナのドン・ペドロの娘イネースに一目惚れ、魔女ファビアに取り持ち役を頼む。イネースもアロンソを好いているが、彼女には以前からしつこく言い寄ってくる自意識過剰男ロドリーゴが付きまとっていた。
二人の恋、かませ犬の嫉妬。ストーリーはいたってシンプル。
歯の浮く独白も古い戯曲ならでは。冒頭からアロンソはオクトラシボ(新しく仕入れた単語なので使ってみたかった)で小恥ずかしい恋のポエムを浪々と。
美男美女カポーはよく見る感じだけれどロドリーゴ君は可愛いらしい。脳みそが。恋に狂った男というよりはただ単に周りの見えていない自己中男。
台詞がいちいちカワイラシイ。イネースの視野に殆ど入っていないのに、ボクを無視して苦しめるツミなヒト的発言を繰り返す。勘違いッぷりが見事。
時代の関係で父親に話を通せば娘の意思には関係なく結婚できるんだから、それでも問題はなさそうだけどね。

カバーに“アロンソとイネースの悲恋の物語は不気味な美しさをたたえる”ってあったのだけれど本編を読んだときには確かに謎の幻影が出てくるけれど不気味ってほどでもないなと??でした。
解説を読んで納得。実際にあった殺人事件とそれに纏わる謎めいた歌を元に想像してみましたっていう作品らしい。上演当時の人々はあの歌の裏には何がってわくわくしながら劇場に足を運んだのだろう。

解説は訳者ではなくて福井千春という人が書いている。作品の背景が分かって面白い。
ロペ・デ・ベガを今まで知らなかったのだけれど、あのセルバンテスに“彼の所為で筆を折った”というようなことを書かせているとか、生涯に八百作書いたと伝わっているとか、実際に約四百残っているとか、一日一作書いたとか。兎に角凄いお話満載。
不倫した奥さんに嫌がらせをした話は、ロドリーゴ君ぽくて納得。

<<ロペ・デ・ベガ(長南実)『オルメードの騎士 (岩波文庫 赤 734-1)』岩波書店2007>>

AVP2

『AVP2』を見て来ました。
一言で言うと「おなかいっぱいで胸焼けしそう」
前作の感じで行くのかと結構気楽にわくわくしながら見に行ったんですが、えっ?そっちに行くのって所に進んでました。
エイリアンシリーズプレデターシリーズからそれぞれ前作では抽出されなかった部分を取り出した感じ。映画『ツインズ』のでっかいほうとちっさいほうみたいな。前作をシュワルツェネッガーが演じた方と言ってしまいたい。自分の好みの部分は全部前作で使い果たされてしまっていたので。
残った部分は加算より乗算で。グロさ2倍。そしてえげつなさを大量に投入。
あの手の作品を見に行っておいて、いうことではないかもしれないけれど、それをやっちゃいかんだろうというようなシーンが散見…
もう一つ残念なのは狩猟を楽しみに来ているのじゃないときのプレデターはかっこよくないぞって所。魅力激減。
エイリアンもプレデターも出てくるのにお約束なカットもあるのに、『エイリアン』を見た気も『プレデター』を見た気もあんまりしない。
それなのに、一作に無理やり二作品を詰め込んだ感じ。同じ舞台で同じ時間でキャラクタも一緒に移っているけれど別の作品を一つに編集したような。ターンテーブルで何枚かレコードを混ぜ合わせて演奏するガチャガチャしたやつみたいな。
兎に角テンポも画面もガチャガチャで落ち着きませんでした。エイリアンの来るの来るの?来ないの、今は来ないの?下かな?後ろかなかな?いやんそっからぁっていう間がなくてものたりない。
画面がやたら暗くて、映っているクリーチャーが判別し辛い。プレデターとプレデリアンの区別が付かないシーンと、プレデリアンとエイリアンウォーリアーの区別が付かないシーンが満載。
前作の路線で行って欲しかった…
ゲームの「バイオハザード」が好きな人だったら楽しめるかもしれない。

なんか、すき放題に書いてしまいました。
前作が物凄い好みにジャストフィットで大好きなので、期待値が高かったんで、こうね。
そんなに酷いってわけじゃないと思うんですよ。ただね、物凄く胸躍らせて劇場に行ったんで…

削除ボーイズ0326


二冊目。起きた出来事を3分26秒間削除できる機械を手に入れた小学生のお話。
SF版さわやか三組(でも小学生なのに皆擦れている)。主人公主観なのですが、小六とはいえこんなに冷静に自分を客観視できる小学生は嫌だなとうっすらと思いつつ、ついつい引き込まれてしまう。
台詞回しの所為なのか少年漫画を読んでいる気分。キャラクタが立っているので読みやすい。そして、皆擦れているのに可愛らしい。
ディフォルメ度が高いし、大人びている気もするけれど、どのキャラもああーこんな子学年に一人はいたわ〜って部分がある。

車椅子じゃないハルが強烈に可愛い。バカ犬っぽくていい。睫長いんだって。車椅子ハルとのギャップもいい。デキスギ君風からいっきに馬鹿大将に。本人がボスなのかと思いきや何気なくボスがグッチっぽいとこもいい。
グッチとコウモリ兄さんの微妙な雰囲気もいい。兄弟の間って、身内だけど絶えず緊張していてピリピリしてるもんじゃないですか。家はそうなんですよ、物心付いた時から。一緒に暮らしてないんで今は盆暮れだけだけれど、あーこんな感じって。
いきなり死に掛けたりするとテンパって、愛してるぞが全開になりつつ側には付いていない所なんかもね。兄弟だなって思います。
<<方波見大志『削除ボーイズ0326』ポプラ社2006>>

To me.

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アレをしてコレもして、ここはこんな風にそこはあんな風に。
こうする為には、コレをしないといけないアレもしないといけない。
ああ〜もう、やんなっちゃう。
好きでやっているはずなのに、いつの間にか“〜したい”から“〜すべきだ”“〜しないといけない”にすり変わっている。
考えすぎて、やりたいことの本質が何なのか忘れている。

多分ちょっと、正月で呑みすぎ食べすぎで胃が疲れてるから脳に血が回ってないだけなんだろうけど。
ココニ〜三日ちょっと“あ〜”ってなってしまっているので、後先とか今後の布石とか考えずに描く為だけ描きたかったんで、描くついでに自分宛教訓。

長いお別れ

新年一冊目。幸先の良いスタート。暮れの『高い窓』と同じレイモンド・チャンドラーの作品。タイトルだけは知っていたけれど、フィリップ・マーロウシリーズなことも作者名も知りませんでした。お恥ずかしい話です。
マーロウが妻(富豪の娘)殺しの嫌疑を掛けられ自殺した(自殺も胡散臭い)の友人の無実を証明する破目に陥るお話。
マーロウ君、素敵。『高い窓』の数十倍魅力満載。
そりゃ、他所の作家さんがタフガイの探偵の例として挙げるはずだわっていうカッコよさ。

冒頭のテリー(件の友人)とマーロウの出会いがいいんですよ。雨の日にうっかりやせた野良猫拾っちゃいました、的なね。そこでぐぐっと(うっかり萌えたりとかしながら)引き付けられるんです。偏屈なお人よし。
テリーを逃がす辺りとか、警察に拘留される辺りとか、カッコいいよう。

最後のほうに年齢が出てくるんですが、それまでは『高い窓』の言動のイメージで勝手に二十代だと思ってました。若造君が頑張ってるイメージで。そうだったとカッコいいんですが、年齢を知って思い返すと無茶苦茶渋い。42であんな台詞が言えて、あんなこといえるのは凄い。しかもそんな風にしか生きて来れなかったんだろうなっていうのも、渋いぞ。
ナイスオヤジっ。
年明け早々素敵ヲヤジを堪能できてシアワセ。

後半もマーロウ君の魅力満載なんですが(言動に”うっ”て涙ぐみました)、ミステリってこういうのなんだ〜(感嘆)という凄さにくらくらです。酔いしれます。酩酊します。
スリリングとかエキサイティングとかそういう単語ってこういう本のためにあるんだね。
(未読の方の為に数行打つも思い直して削除、かなり暈したけどそれでも知らないほうが絶対楽しい。とにかく読んで欲しいんで)

<<レイモンド・チャンドラー(清水俊二)『長いお別れ』早川書房 1976>>

ゴス展

ぐるっとパスを買うだけ買って行ってないプレッシャーで特別展情報を暫くチェックしていなかったら、こんなのやってました。横浜で。その名も“ゴス展”。
中世建築とか芸術様式のゴシックの展覧会ではなくて、ゴスロリちゃんとかゴスパンクとかそういうときに使われる方向のゴス/ゴシック。現代の作家さんの作品を集めてあるらしいです。
3月26日まで。休館は珍しいことに木曜日。コレならぐるっとパスの合間にも行けるかも。

髭とアヒル

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キミがいるということがどんなに救いになっているだろう。
時折、ほんの時折だが、深く感謝したくなる。

浴室は孤独だ。
公衆浴場の喧騒の最中にあってさえ、付随する諸々の行為は自己へと向かい、あくまでも私的で排他的だ。
私はこの孤独を愛する。
私は私の浴室、私の浴槽内部に満ちる沈黙を愛している。

だがしかし、正直な話時折耐え切れないときがあるのだ。
隣人に気を使い水音を殺すこ更夜に、
悲鳴を上げて飛び起きた夜明けに。
空々しく太陽の光りが差し込む午後に。

長湯を強いられるときは、体が冷え切っているか、疲れきっている時で、ついでに空腹だったりなんかもして、ただ少し身体的に弱っているときだからなのかもしれない。

キミが居てくれて本当に良かったと、そう思うのだ。
キミは何時も、太平楽に微笑んで浮かんでる。
その無関心さに、どれだけ救われていることか。

私がいらだちに任せて水底に沈めても、放り投げても、次の瞬間にはそ知らぬ顔で浮いているのだ。
機嫌のよさから発する遊戯と変わりなく、浮かんでいるのだ。

感謝していると、そう音声にして伝えたところで、キミは変わりなく無関心に浮かんでいることだろう。
だから私はキミには何も言わない。
ただ、キミが居てくれて本当に良かった。

髭と金魚

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世界の果てで僕らは逢瀬を重ねる。
ここはキミの世界の果て。

僕の目の前には、キミの世界の全てがある。
キミの二つの魚眼レンズを経て、僕は金魚鉢の中に居る。たぶん。
僕の姿は酷く歪んでいる。

或いは、キミは僕のことなど見ていないのかもしれない。
緑の粒粒を運ぶ細長い何か、でしかないのかもしれない。
それでも、僕の中にいつでもキミは居るのだ。

髭とプリマドンナ

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球体の表面に中心などない。
きっと、世界はあなたの足元を中心に廻っている

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旧絵ブログから移行中

真剣な目でバカ殿をみていました

我が家の正月恒例行事の一つに家族で「志村けんのバカ殿様」を見るというのがあります。
好きなんですよ、父親がね。同じ理由で初詣に行っていない時は箱根駅伝も見るんですが。
あの番組を生き物に対する扱いや、食品として屠られた生き物に対する扱いや、食品の扱いってどうなのってもやもやとした苛立ちを抱えながらも毎年家族団欒を満喫するわけです。

漫画を描くことを考える目線で見ると、お約束満載のコントは勉強になりました。カット割とかカメラワークとか。カメラアングルで処理するあれこれ。
セット正面からのカメラと顔アップのカメラとでコタツの向こうに仕込んだ小道具を移さないようにしてすっと取り出すテンポの良さとかね。
画面に映っているものは少ないほうが視点が定まっていいなとか。
改めて思い知りました。

「鶴の恩返し」の研なおこさんが美しかったです。
和装+流し目がハートを鷲掴み。

お年玉本メモ

毎年恒例、お年玉代わりの本をメモりつつご紹介しておきます。
昨年までのメモをどこに書いたか忘れてしまいました。今年からは専用ノートを作ったのですが、年末までに存在ごと忘れそうなので、ココにもというのが実情。

トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集)
かの有名なムーミンシリーズ一作目。少年の目線で見る世界はきらきらです。
未成年組の一番上がこの春に三年生になるので、絵本から児童文学に変更。字の多い本を読めるお年頃になったらコレと決めてました。現在二年生なので、五年生ぐらいまでに気が向いたら読んでくれればいいかなと。
児童書コーナーのでかい大手書店を数件回ってもハードカバーはシリーズ中これだけなぜかどこにもなくて苦労しました。文庫版だと三年生にはチト活字が窮屈かと。
ムーミンを語ると長いです。とくに彗星は延々語りそうなので、割愛。

トム・マックレイ『ハンタイおばけ
なんでもアベコベにしてしまうおばけとその撃退法を考えたネイトのお話。柔らかさとポップさが同居した絵。
この本は元気いっぱいの一年生ちゃんへ。彼女はもう少し字が多くても大丈夫かなとロベールの『おはなしばんざい』と迷ったのですが、絵のタッチに惹かれてこちらに。

川端誠『落語絵本―ばけものつかい (落語絵本 (1))
古典落語を題材にしたシリーズ。おばけを怖がらずこき使ってしまうご隠居(だったかな?)のお話。
従兄弟三兄弟は上の子等が面倒見が良いので末っ子君の本は、字と絵のバランス云々よりも彼好みの面白さ重視で。余りにも話が長いと退屈するし読むほうも疲れてしまうのでそれだけは気をつけて。

カール・ノラック『だきしめてほしくって
年中組みの姪っ子ちゃんは、昨年ちょびっと攻撃的な年だったので、穏やかさとか優しさとかそういうものに触れる時間がもう少しあったらなと。この絵本を読みながらにパパとママと弟君ににぎゅっ抱っこてしてもらうといいよ。読み聞かせというよりは、ふわふわ探しのときとかぎゅってして家族でじゃれあいながら遊んで欲しい。そんなチョイス。
ラスト手前の切ないところもね、好きなんです。ちょっとこのシーン急展開ではじめて読んだときは「えっ?」て思いましたが。

ヨーン・サリナ『やせいのどうぶつ ぼくはだあれ?
哲学的なタイトルですが、動物を当てるなぞなぞ式仕掛け絵本。小窓から除く動物の顔と短いヒントを元にだれが隠れているかを考えます。
仕掛け絵本はペーパークラフトとしては美しくても絵本道としてどうなんだろうと思おう物が多い中で、コレはいいなと。子どもと一緒に遊べるぞと。
絵本遊び初心者でも遊びやすい一冊だと思います。
年少の甥っ子君に。もっと小さい方でも十分楽しめる感じですよ。

昨年は三兄弟と余り遊べなかったので、以前から決めていた長男の分以外はかなり長いこと悩みました。本人に合ったものをと思うのですが、一緒に過ごす時間が少ないと、年齢とかかなり前の記憶とかそんなものが頼りになってしまいます。余りにも会わないものを押し付けて、本嫌いになったらどうしようかとちょっとびくびく。
皆大きくなってゆくので、もうちょっと大きい人たち向けの本ももっともっと開拓しておかないといけないなと。中学年向けぐらいの本て余り読んでいない気がします。その頃は図鑑か背伸びして世界の神話や高学年向けの本を読んでいたので。
今年の課題に児童書を追加しときます。



獲りたい狸(映画編)

『AVP2』の上映スケジュール確認中に、他の映画もみたくなりました。
映画館て行かないときは半年や一年ほったらかしなのに、一つ行きたくなると立て続けに行きたくなりませんか?
そんな訳で、見たい映画を絞ってみました。

『迷子の警察音楽隊』
http://www.maigo-band.jp/
幾つかのラジオ番組で紹介されていてじわじわと興味がわきました。タイトルどおり行き先を間違えてイスラエルのど田舎に迷い込んだエジプトの警察音楽隊のお話、なんだそうです。

『転々』
http://tokyosanpo.jp/
借金返済の変わりに借金取りと散歩をすることになった青年のお話。連動企画のお散歩ラリーも楽しそう。GPS付きに携帯を替えたくなりました。

『アース』
http://earth.gyao.jp/
『DEEP BLUE』とか『WATARIDORI』とか好きなんで。こういうのは劇場で見たいと。

『俺たちフィギュアスケーター』
http://oretachi.gyao.jp/
フィギュアスケート男子ペアで大会に挑むコメディ。

全部劇場で見られるゆとりはないので、劇場で見て楽しいのと、DVDで見て楽しいのと、いろいろあるから選択に迷います。
AVP』はどちらで見ても楽しいですよ。是非2の前にご覧くださいませ。『トランスフォーマー』もね。(同好の志を増やしたい)

本年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます。
皆様お元気でお過ごしでしょうか?

例によって新年早々風邪っぴきでございマス。
年々消化系に無理が利かなくなってゆきます。
この年末年始は以前に比べればずっと胃と肝臓に優しいスケジュールだったのに…
皆様、どうぞご自愛くださいませ。

ちょっと熱っぽくて朦朧としておりますが、昨日からアルコールを抜いたので、2008の決意表明などを。

・嘘でもいいから月産一本漫画を描く
・何から形にしてゆくのか、優先順位をはっきりさせる
・ラクガキできるくらいの余裕を、心と体に。
・脱読みっぱなし、行きっぱなし
  読んだ本はタイトルだけでもノートして、読んだよってだけでもココに。展覧会もきちんとレポート
・お出かけは、気合を入れて
・ココに書くときはできるだけ第三者を意識した文体で
・腹八分目を心がけ消化に無駄な体力を浪費しない

体温が高くて気が大きくなっているような気がしますが、取敢えず目標設定。
今月の創作課題も文にして晒しておきましょう。前に進む原動力にね。

準急の二本目の舞台と衣装デザイン。モブの人たちもね。
そして下書き&仕上げる。
準急の残りの脚本を上げる。
脳内にはびこるエピソードをリストアップする。
シリーズで使うキャラクタをデザインする。
大まかにシリーズ構成を考える。
キャラクタに合せて脚本を煮詰める。

月課題は上から優先。
せめて二つはクリアしていたい。下の三つはじっくりことこと煮詰めるので数ヶ月持ち越し許容。

明日からは正月気分返上で頑張りますよ。
頑張って風邪を治すのです。
友人等と『エイリアン対プレデター2』鑑賞+飲み(ギネス有)の酒池肉林新年会を計画しているのです。
それまでには風邪を治して、課題一つ目を仕上げて、16日にはペン入れに取り掛かる予定。
今年はね、描いた漫画を多くの方に見ていただきたいななどとも思っているのです。創作漫画サイトを本格的に始動させたいと思うわけです。春頃には。
そちらのサイトのほうも当ブログ共々よろしくお願いいたします。


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